夕焼け空の下で


ムウは、本を読んだりお絵かきしたりするのが大好きなおとなしい子ですが、
ムウだってやっぱり男の子、
ベーゴマやめんこだって得意なんです。

「きゃぁぁ!カノン、またムウに負けちゃった〜!!」
「ムウは本当に強いねー。どうしてそんなに上手なの?」
双子はムウの強さに興味津々です。
「えへへ、あのね、ムウはシオンに教えてもらったの。
シオンはベーゴマとっても上手なんです。」
「へー、いいなあ・・・。」
「シオンは何でも知ってるんだねー。」

そんな話をしているとシオンがムウを迎えにやってきました。
「ムウ、もう暗くなるからそろそろ家に帰・・・。」
「あっ!シオン、ねえ、カノンにも!カノンにもベーゴマ教えてー!」
「サガも教えて、シオンー!」
いつもならムウが真っ先にシオンのもとに駆けつけるところですが、
今日は双子たちが先にシオンに飛びつきました。
「はいはい、分かった、分かった。だが、今日はもう遅いから、また明日にな。」
「絶対だよー!」
「約束だからねー!」
「ああ、約束だ。だからお前たちも家に帰りなさい。」
「はぁい!じゃあシオン、ムウ、また明日ねー。」
「うん、また明日遊んでねー、サガ、カノン。」
そう言って小さな手をおたがいにぱたぱたと振って、双子はお家へ帰っていきました。
ムウもシオンに手を引かれてお家へと帰ります。
今日は夕焼けがとっても綺麗だからきっと明日もいいお天気になることでしょう。



***************************

・・・大変長らくお待たせいたしました。
キリバン1234の千月さまリクエスト、ムウ&双子です。
色塗りに何度も何度も失敗しては途中挫折しかけてました。( ̄ロ ̄lll) 
千月さま、お納めくださいませ。