木漏れ日の庭にて
サガとカノンはその光景をぽかんと大きな口と目を開けて見つめていました。
だって、だって、こんなすてきな光景を見るのは二人とも初めてだったんです。
そこはアフロディーテ自慢の薔薇のお庭でした。
そして、その花の咲きほこるお庭の真ん中に置かれたテーブルの上には、
お茶のセットと山のように積み重ねられたふわふわのホットケーキが並んでいたのです。
「うわぁ、きれいな花園だねえ。夢の中にいるみたい!」
「本当、夢みたい・・・こんないっぱいのお菓子はじめて見たの!!」
それぞれに感激している様子の二人を見て、
お茶会に招待したアフロディーテはとってもご満悦です。
「二人とも、お茶が入ったからテーブルへどうぞ。」
そういってアフロディーテはお皿にホットケーキを取り分けて
ティーカップに良い香りのするお茶を注いでくれました。
「いただきます!」
3人はそれぞれにお茶にミルクとお砂糖をたっぷり入れたり、
ホットケーキにバターとはちみつをたっぷりとかけたりして食べ始めました。
その、薔薇のお庭で食べるホットケーキのおいしいこと!
最初は、「こんなにたくさんのホットケーキ3人じゃ食べきれないね。」
とサガが言うので、「そしたら、おみやげに包むから持って帰ってよ。」
とアフロディーテも返事していたのですが、
あんまりホットケーキがおいしすぎて、そのおみやげは無くなってしまいそうです。
でも、大丈夫。材料はまだたくさんあるのですから
二人のおみやげにはドーナツか、クレープを用意してあげることにしましょう。
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えー、またまたおそくなりました。
ルチル様10000ヒットリクエストです。
たしか、「アフロの薔薇園で双子の誕生祝い」だったはずなのですがこんなに遅くに・・・(滝汗)。
陶器ににお魚マークを全部付けたりしてちょっとこだわってみたのですが、
縮小すると見事につぶれたのがちょっと残念・・・。
リクエストどうもありがとうございました。